ザ・クリミナル 合衆国の陰謀 Nothing But the Truth
出演:ケイト・ベッキンセール、マット・ディロン、ヴェラ・ファーミガ、アンジェラ・ハセット 2008年公開(アメリカ)
CIA情報員が誰なのかをリークした人物は犯罪者か、愛国者か? この問題は、難しい! 映画を見ていても白黒つけるなんて難しいと思ってしまう。表現の自由は守られなければならないけど、CIA情報員が誰なのかを言ってしまうのは、時には国を危険にさらす事になるし、その情報員の命さえ危険にさらす事になるし・・・。結局この映画でも、情報員は殺されちゃいましたしね。
実話を元にしたフィクションという事ですが、ラストがフィクションなんじゃないかと・・・・。登場人物の中で誰が情報源かを考えると、もうその人しかいなくなる。途中、レイチェルも言ってますしね。
その人物は、言ってどうなるかを理解せずに話してくれたって。
淡々とストーリーが進んでいく映画の進行、展開、ストーリー運びは好きなので、この映画気に入ってます!マット・ディロンとアラン・アルダの静かな闘いがいい! が、やっぱちょっとラストが・・・・まとまり良くて、奇麗すぎるなぁ。
そして!何よりも!この映画でケチをつけるとすると、邦題! 邦題の付け方間違ってますよね〜。合衆国の陰謀って・・・・。どこが?って感じだし。映画の内容と合ってないし。昔「大統領の陰謀」っていうウォーターゲート事件を扱った、ロバート・レッドフォードとダスティン・ホフマンが主演していた映画があったけど、そういう類いの映画と思ってしまうようなネーミングですよね。はっきり言って、陰謀なんてどこにもないし!
- ケイト・ベッキンセール
- レイチェル
- ヴェラ・ファーミガ
- エリカ
- アラン・アルダ
- アルバート
- アンジェラ・バセット
- ボニー
- ノア・ワイリー
- アヴリル
Column…
子供たちのサッカーは、ボールの行った方にみんなが行くから、全然ディフェンスができていない・・と、他愛ない話をする二人。
左側が、ヴェラ・ファーミガ。「ディパーテッド」(2006)で、ディカプリオを支えるエリカ役が当り役でしょうか?
2009年の「マイレージ、マイライフ」では、アカデミー助演女優賞にノミネートされてます!
右側の主演ケイト・ベッキンセール。映画「アンダーワールド」のセリーンです。
この映画を支えた二人。
マット・ディロンの出番が思ったより少なかったのは残念ですが、いい味出しますよね、この人。下手すると、レイチェルを陥れる嫌な奴!に成り下がってただの悪役になってしまいそうなのに、決して変質的ではなく、共感できる所もある人物を演じてましたもんね〜。
アンジェラ・バセットとノア・ワイリー。この二人、この映画の後、ドラマ「ER」のファイナルシーズンで共演してるんですね☆